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尼崎双星高校編 2022年度①ロボメイツと商品開発の2班体制


2021年度に引き続き、2022年度も尼崎市立尼崎双星高校での授業を行いました。「ロボメイツ」と「新商品開発」をテーマに、9月から2023年1月まで実施。小学生向けロボット体験イベントの企画・運営をするロボメイツ班、地元企業のワザと材料を活かして新商品を開発する商品開発班に分かれ、それぞれ課題へ挑みました。


2022年度も尼崎双星高校での授業を実施

尼崎双星高校とのつながり

2022年度も、尼崎市立尼崎双星高等学校(以下、尼崎双星高校)での出張授業を行いました。当社と同校の交流は、2020年発行の自社メディア「学生とつくるシゴト図鑑『ワザカタログ』」の制作やインターンシップの受け入れなど、さまざまな形で続いてきました。

尼崎市立尼崎双星高等学校
学生とつくるシゴト図鑑「ワザカタログ」


前年(2021年)度の授業内容


前年(2021年)度は、9月から2022年1月にかけて「後期課題研究」で約30回の出張授業を実施。産業用ロボット人材育成事業「ロボメイツ」を中心に、写真や動画、チラシ制作などクリエイティブな活動を組み合わせた内容で行いました。
目標としていた小学生向けロボット体験イベントは、新型コロナウイルスの感染拡大により残念ながら直前で中止に。それでも、企画や運営方法は形を変えて他校での体験学習に活かされ、小学校向けの授業の企画は、次年度の2022年へ引き継がれました。

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2021年度


2022年度の取り組みは「ロボメイツ」と「商品開発」


2022年度は、前年と同じ「ロボメイツ」に加え、「商品開発」もテーマとしました。商業学科の3年生26人がロボメイツ班と商品開発班に分かれ、商品開発班はさらに企業ごとに3グループに分かれました。
・ロボメイツ班:小学校で行うロボット体験授業を開発し、企画・運営をする1グループ。
・商品開発班:地元のものづくり企業の技術と素材を活用して商品を開発する。企業3社で計3グループ。

産業用ロボット人材育成事業「ロボメイツ」

ロボメイツ班の取り組み

授業計画

2022年9月:ロボット操作練習、尼崎市立上坂部小学校授業1回目
10月:小学校授業2回目
11月:校内の中間発表会、2月の報告会へ向けての準備
2023年2月:インターンシップ報告会(関西国際大学)、全国高等学校生徒商業研究発表大会兵庫県大会

高校生が小学生へ教える「リレー型体験学習」

私たちの提供する「ロボメイツ」の教育プログラムは、大学生→高校生→小中学生と教えをつないでいく「リレー型体験学習」を特徴とします。例えば、初めに当社のスタッフがロボット操作を大学生へ教え、次に大学生が高校生へ教え、高校生が小中学生へ教えるという流れです。
人に教えるには自分が正しく理解すること。そして年下の子に教えるには、わかりやすい言葉や伝え方が重要です。「リレー型体験学習」は学習内容への理解を深め、人に伝えるトレーニングになります。当社には協力してくれるインターンやアルバイトの大学生がいるため、このリレーが可能です。

商品開発班の取り組み

授業内容

【事前準備】
・企業研究:企業の担当者による出張授業を通し、事業や技術、商品について知識を得る
【商品開発】
・商品を考え、アイデアスケッチを描いて企業の担当者へプレゼンテーションを行う
・企業の担当者と相談しながら、アイデアを練り直すなど改良していく
・企業に試作してもらい、実際に使ってみて改善を行う
・企業見学をして、加工技術や設備、材料などについての理解を深める
【事後】
・活動内容をスライドの資料にまとめ、2022年11月の校内および2023年2月の関西国際大学での報告会で発表する
(9月~10月は小学校でのロボメイツ授業にも参加)

地元・尼崎の「ものづくり企業」3社が参加

高校生との商品開発プロジェクトには、地元・尼崎のものづくり企業3社がご参加くださいました。
・有限会社中野製作所様
・有限会社柏木鉄工様
・株式会社カワグチマック工業様

授業開始

初回はオリエンテーション

9月7日、いよいよ授業が始まりました。
①ロボメイツ班
ロボットプロジェクトの説明
・当社およびロボメイツの紹介
・ロボットが企業の生産現場で活躍する様子の動画上映
・産業用ロボットと社会的背景
・小学校授業のスケジュール




②商品開発班
商品開発プロジェクトの説明
・「ワザカタログ」コンテンツを使ったスライドでの企業紹介、柏木鉄工様と大学生インターンの商品開発例の紹介など




③ロボット操作体験=全員
・教材用アームロボットの組み立て
・パソコンでのプログラミングによるアームロボットの操作




小学校の授業は総力戦


小学校でのロボット体験授業は6年生約90人が対象です。
この人数の子どもたちへ付いて教えるには、ロボメイツ班だけでは足りません。商品開発班のメンバーも一緒に参加し、まずは9月21日の授業第1回目の顔合わせに向けて準備を始めました。
2022年度の活動レポートでは、ロボメイツ班と商品開発班がそれぞれの課題へ挑戦した姿をお伝えしていきます。

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まとめ

尼崎市立尼崎双星高校での授業を2022年9月から2023年1月まで行いました。2022年度のテーマは「ロボメイツ」と「新商品開発」です。小学生向けロボット体験イベントの企画・運営をするロボメイツ班、地元企業のワザと材料を活かして新商品を開発する商品開発班に分かれ、初めての試みに挑みました。次の授業レポートは、ロボメイツ班は「②高校生が先生役 小学校でロボット体験授業 前編」、商品開発班は「④商品開発班/中野製作所様の樹脂加工技術で『スマホグリップ』を製作」です。

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