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尼崎双星高校3年生がインターンシップで地元企業の課題解決に挑戦


2023年9月から2024年1月まで、尼崎市の「インターンシップ等推進支援業務」の一環として、尼崎双星高校商業学科の3年生と企業とのインターンシップをコーディネートしました。生徒たちは、市内4企業と一緒に活動し、新商品開発や課題解決を行う長期インターンシップに取り組みました。



5か月の長期インターンシップ


尼崎市の「インターンシップ等推進支援業務」による活動

尼崎市の「インターンシップ等推進支援業務」の一環として、当社は尼崎市立尼崎双星高等学校と企業を結び、インターンシップや出張講座をコーディネートしました。
そのうち、商業学科3年生を対象に「後期課題研究」の授業内で行う長期インターンシップは、2023年9月にスタート。2024年1月まで授業を行い、2月の「尼崎でつながる地域の活動報告会 および 尼崎市インターンシップ報告会」まで活動しました。


地元企業と商品開発や仕掛学を用いた課題解決に挑戦


11人または12人で1つの班をつくり、ロボメイツや新商品開発、企業とお店の事業を盛り上げて課題解決を目指す「しかけ学」の5つの班で取り組みました。

1班:ロボメイツ/株式会社エアグラウンド、有限会社中野製作所
2班:新商品開発/株式会社カワグチマック工業
3班:新商品開発/有限会社柏木鉄工
4班:仕掛学/MoMo様(富松町のお弁当屋さん)
5班:仕掛学/旭建設株式会社
※2~5班は尼崎市インターンシップ対象

商業学科では他に、6班は賀名生漆工芸(あのううるしこうげい)と「漆産業を守る」という活動を行いました。

ロボメイツ班の活動レポートについては、下記の記事をご覧ください。
尼崎双星高校の生徒が小学校で「ロボット体験」出張授業




活動の流れ

  • 企業研究、リサーチ、企業見学
  • アイデア提出、検討
  • 試作などの実践
  • 振り返り

企業から提示された課題やテーマに対し、生徒たちはアイデアを出し合い、企業の担当者と相談しながら実現へ向けて研究を進めました。
企業や商品について学び、市場調査を行ってアンケートをとったり、新商品開発では「アイデアスケッチ」を描いたり、さまざまな取り組みができたのは、長期インターンシップならではです。
アイデアが固まったら、企業は試作や販売など実践へ。終了後には、良かった点や改善点などの振り返りを行いました。


各企業との取り組みの経緯、成果

2班 新商品開発/株式会社カワグチマック工業様


2班は、段ボール製造販売を手掛ける株式会社カワグチマック工業様と、紙を原料とした資材「紙建材」を使った新商品の開発をしました。
「ペット」「学校」「幼児」の3テーマでアイデアを募った結果、
・ウサギの家
・大型鳥類の止まり木
・教室用ロッカー
・ホワイトボード付き滑り台
といった案が出されました。
「ホワイトボード付き滑り台」は試作に至り、高校生が試しに滑ったり、絵を描いたりする体験もできました。





3班 新商品開発/有限会社柏木鉄工様


テーマ:端材を活用した商品開発~クラウドファンディングで「カラビナ」リリース~
3班は、有限会社柏木鉄工様と、鉄の加工で出る端材を利用した新商品を開発しました。
アップサイクルの便利グッズとして、身近な不便を解決しようと10代、20代をターゲットに商品を考え、「機能性カラビナフック」に決定。クラウドファンディングにも挑戦し、1か月余りの募集で目標金額に対し200%近い達成率となりました。





4班 仕掛学/MoMo様(富松町のお弁当屋さん)


テーマ:地域連携としてMoMoさんと提携 仕掛学と商品開発を利用してみたら…
4班は、MoMo様(富松町のお弁当屋さん)と活動しました。
人が思わず行動したくなるように促す「仕掛学」の考え方を使って収納問題を解決しました。新商品開発では、中高生向けのボリューム弁当、子ども向けオードブル、お菓子の詰め合わせを考案。ターゲットやニーズだけでなく、原価を抑え、商品の魅力を上げる工夫もこらしました。





5班 仕掛学/旭建設株式会社様


テーマ:旭建設からの挑戦状~仕掛学を使い、明るい未来・明るい会社・明るい旭建設へ~
5班は、旭建設株式会社様から「挑戦状」として出された下記の3テーマのもとで活動しました。
①営業訪問に行きたくなる
②整理整頓したくなる
③SNSの活用
営業訪問用パンフレットやスタンプカード、社内報のほか、SNSの活用ではLINEスタンプや動画の制作、SNS投稿を促す仕掛けなどを提案しました。ファイルを順序通りに並べると社長の全身写真が完成するなど、仕掛学を利用した整理整頓術は、実際に社内で利用されているそうです。





発表会で本格的なプレゼンテーション体験も


11月に中間発表会で校内に向けてプレゼンテーションを実施し、5か月間の授業を終えた後、2024年2月には「尼崎でつながる地域の活動報告会 および 尼崎市インターンシップ報告会」へ参加。企業や教育関係者、行政関係者など大人たちの前で堂々と発表しました。
スクリーンに映し出して説明するスライド資料を作ったり、台本を作って話す練習をしたり、プレゼンテーションの体験学習の場にもなりました。


校内での中間発表会

校内での中間発表会


尼崎でつながる地域の活動報告会 および 尼崎市インターンシップ報告会

尼崎でつながる地域の活動報告会 および 尼崎市インターンシップ報告会



企業訪問で工場見学や取材を実施


企業訪問のコーディネートも行い、有限会社柏木鉄工様、株式会社カワグチマック工業様、有限会社中野製作所様にご協力いただいて実施することができました。
生徒たちは工場見学や社員さんへの取材を行い、ワザカタログのレポートを作成しました。

インターンシップを終えて

生徒の感想

・新商品を考えてみて、原価をはじめ多くの観点から考える必要があって大変さに気付いた。
・普段は関わることのない会社の人たちと一緒に、会社のことについて考え、それが形として残っているのがうれしい。とても貴重な体験ができたのでよかった。
・これから社会に出て就職していく中で、会社全体を見ると、できていないことや解決していくのが難しいものなど課題が多くあることに気付いた。
・実際に働いている大人の人と関わって意見を出し合ったりすることが滅多にないので、とても楽しかった。

企業側の感想

「今の高校生の考えていることが知りたい」「今後の周知活動や鉄工所のイメージの改革」「製造業の魅力やモノづくりに関心をもってもらう」「社会貢献」など参加のきっかけはさまざまでした。
参加後の感想では、仕事観、就職に対しての考え方や自社の課題、アイデアを知ることができよかったとの意見があり、 4社ともに、アンケートへ「よかった」「また参加したい」と回答。その一方で、制作時間がタイトなので時期を延長できればとの要望もあり、今後の課題となりました。

関連リンク
尼崎市ホームページ
実践型インターンシップ推進事業


尼崎市立尼崎双星高等学校ホームページ

関連記事
尼崎市の「インターンシップ等推進支援業務」を受託、高校と企業結ぶ

まとめ

2023年9月から2024年1月まで、尼崎市の「インターンシップ等推進支援業務」の一環として、尼崎双星高校商業学科の3年生と企業とのインターンシップをコーディネートしました。生徒たちは市内4企業と一緒に活動し、新商品開発や課題解決などを行う長期インターンシップに取り組みました。商品アイデアだけでなく、写真やデザインにも高校生の感性が発揮されました。

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