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尼崎双星高校で1年生向けキャリア教育 企業が出張講座


尼崎双星高校で2023年11月14日、1年生向けに企業による出張講座が開かれました。尼崎市の「インターンシップ等推進支援業務」を受託した当社が高校と企業を結ぶコーディネートを担当し、当日は、市内4つの企業や団体が自社や事業などについて紹介。生徒たちは社長さんや社員さんへインタビュー取材をしました。



尼崎市の「インターンシップ等推進支援業務」


1年生向けキャリア教育イベント

今年度(2023年度)、当社は尼崎市の「インターンシップ等推進支援業務」の受託事業者として、市内の複数の高校と企業が行う「インターンシップ」、企業が学校へ出向く「出張講座」をコーディネートすることになりました。
2023年9月からスタートし、10月に兵庫県立尼崎小田高等学校、兵庫県立武庫荘総合高等学校でインターンシップを実施。11月14日には尼崎市立尼崎双星高等学校で商業学科の1年生を対象に「出張講座」を行いました。



高校生と交流し、事業者の魅力を伝える


出張講座の目的は、企業や団体が高校に出向いて、仕事内容を中心としたワークショップ等により高校生と交流し、魅力発信を行うことです。高校生は「見る」「触れる」「話す」体験を通して地元企業を知り、働くことに対する考えを深めていきます。

「見る」=企業を紹介するスライドの上映、ポスターやパンフレットなどの展示
「触れる」=企業の仕事道具や商品、資料などに高校生が触れる体験
「話す」=高校生が各企業の社員へ取材し、直接話すことで交流を深める






参加協力企業・団体



開明かしの木こども園(社会福祉法人 樫の木会)


株式会社サージ・コア


丸一興業株式会社


淀川加工印刷株式会社


高校1年生約70人と4つの企業・団体が交流


取材研修、企業による自社紹介、ブースでの展示・取材の3部構成

同校から1年生約70人と教職員、各企業・団体からは社長や代表、社員が参加し、3部構成で行いました。
①インタビュー取材の研修
②企業が自社を紹介するプレゼンテーション
➂企業ブースでの資料展示と仕事道具の紹介、生徒による企業取材

①インタビュー取材の研修

この授業は高校生と企業との交流を重視しており、生徒が単に企業からの話を聞く受け身にならないよう、社員さんにインタビュー取材をする時間を設けました。
取材の準備や質問の仕方を教える研修は、当社代表の畠中が行いました。
当社の教育事業の一つに、高校生・大学生が自らの目線で地元企業を取材して冊子とWebメディアで紹介する、シゴト図鑑「ワザカタログ」があります。生徒たちは、この出張講座でワザカタログのレポートシートに授業で知り、取材で聞いたことをまとめるところまで行います。
ワザカタログ



②企業が自社を紹介するプレゼンテーション


大教室に生徒が集合し、企業・団体はそれぞれ10分の持ち時間で、スライドを上映しながら自社や業務内容、働く環境などについてプレゼンテーションを行いました。

➂企業ブースでの資料展示と仕事道具の紹介、生徒による企業取材

次に、生徒約70人は教室を移動し、4グループに分かれて順番に4つの企業・団体ブースを回っていきました。
社員さんは仕事道具や製品などを展示・紹介し、生徒たちは自ら質問を考え社員さんに取材をして、後日、ワザカタログレポートにまとめました。


開明かしの木こども園(社会福祉法人 樫の木会)



株式会社サージ・コア



丸一興業株式会社



淀川加工印刷株式会社



出張講座を終えて


高校生の感想

授業後のアンケート調査では、会社見学やインターンシップをしたい、会社説明会に参加したいなど、具体的、意欲的な回答が見られました。

フリー回答
・実際に働いている方のお話を聞いて、会社のリアルを知ることができてよかった。自分もやりがいを感じられる仕事につけたらなと思った。
・口頭だけでなくスライドを使った丁寧な説明や、実物の展示や企業の方に質問できる時間がとてもよかった。
・社会がどんな感じなのか聞けて、早く働きたくなった。
・去年まで高校生だった方や若い方もいて、高校生の時との違いや持っていた方がいい資格などを聞けて、進路について深く考えるきっかけになった。
・普通はインターネット等に書かれていないことまで知ることができ、いい機会だった。
・どの企業の方も少し楽しそう、うれしそうに話している感じがして、誇りをもって仕事をしていることが素晴らしいなと思った。
・参加前は「何するんだろう…」と不安のほうが大きかったけれど、聞いていくうちに全ての質問に丁寧に答えてくれて、実際の職場の雰囲気や○○が楽しい、○○が大変などさまざまなことが聞けて、すごく勉強になる3時間だった。

企業側の感想

参加企業・団体の方にもアンケート調査に協力いただいたところ、参加してよかった、また参加したいと評価してくださいました。
「生徒と話すことによって新たに学ぶこともあり、非常にいい機会だった」「生徒の皆さんが興味津々、前向きでよかった」「学生の皆さんがとても興味を持ってくれて、学生とこうやって話せる機会があるのは素敵なことだと思う」などの感想をいただきました。

「本イベントは、当日までどんな雰囲気か見当がつかず、企業側も実施した後の成果が予想できないものでしたが、実際にやってみるととても意味あるイベントだと実感しました。通常の企業PRイベントとは異なる、本企画ならではの部分として、特に『円座での質疑応答』が印象的でした。学生さんの熱く真面目な質問に対し、社会人として真剣に応えるという有意義なもので、WebやPowerPointでは伝わらない自社の内容を伝えることのできる時間でした。来年度以降もこの企画が継続することを切に願っております」とのコメントもお寄せいただきました。



尼崎市ホームページ
実践型インターンシップ推進事業

尼崎市立尼崎双星高等学校

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まとめ


尼崎双星高校で2023年11月14日、1年生向けに企業による出張講座が開かれました。当社が高校と企業を結ぶコーディネートを担当し、当日は、市内4つの企業や団体が自社や事業などについて紹介しました。生徒たちは社長さんや社員さんへ自らインタビュー取材を実施。さまざまな企業の話を聞き、働く人の本音などに触れ、進路について考える機会になりました。



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