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尼崎双星高校編⑧地元のものづくり企業の見学・取材で仕事の流れや働き方を知る


キャリア教育の一環として、地元のものづくり企業2社とエアグラウンドの会社見学及び社員取材をする授業を実施しました。高校生たちは企業の仕事現場を見学し、一つのものができていく「仕事の流れ」を学び、社員へのインタビューでやりがいや働き方を知りました。


学生がつくるシゴト図鑑「ワザカタログ」



Webと冊子のオウンドメディア


インターンシップコーディネート「ワカモノ―ト」事業の一つに、大学生・高校生が自らの目線で地元企業を取材して冊子とWebの自社メディアで紹介する、シゴト図鑑「ワザカタログ」があります。2020年のVol.1制作時に尼崎双星高校の当時の生徒に企業取材・仕事体験へ協力してもらった縁から、2021年にVol.2の冊子を持って同校へ訪問した際、ロボットをテーマにした授業を行うアイデアが生まれました。今回は、授業の一環として3社の企業取材体験を行い「ワザカタログ」レポートにまとめ、後日、企業へそのレポートを送りました。

シゴト図鑑「ワザカタログ」

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企業見学・取材①中野製作所様



樹脂加工を手がける製造業の「中野製作所」



2021年12月、生徒たちが取材へ向かったのは、尼崎市内にある製造業「有限会社中野製作所」様です。樹脂・プラスチック加工を主な業務とし、機械部品の金型をおこす前のプラスチックでの試作がメインで量産にも対応します。特殊プリンターを使ったオリジナルやノベルティグッズの製作、工業パーツのデコレーションなども手がけます。尼崎城入口横の郵便ポストにのっている「シャチホコ」は同社による制作です。
同社とは、ワザカタログVol.1完成お披露目会にお越しいただいたことをきっかけにご縁が生まれ、同Vol.2の際にはご参加いただき、見学取材などにご協力くださいました。
また、同社のWebサイトやのリニューアルやECサイトの制作を弊社が担当。Webサイトのリニューアルにより、採用活動に成功されたとのことです。
そしてこの度、高校生による企業見学・取材のお願いに対しご快諾いただき、訪問が実現しました。

有限会社中野製作所
有限会社中野製作所 ECサイト「ToyCraft」
ワザカタログ「中野製作所」様のページ(過去取材分)


見学・体験内容



企業訪問では、樹脂加工に使う機械や材料、加工後の製品を見せてもらいながら説明を受け、実際に加工している機械の近くで作業の様子を見ました。社長さんによる3Dプリンターでのグッズ製作実演もあり、リアルなものづくり現場を見学できました。
中には、パソコン上でモノを削ったり、押し出したりといった加工ができる3DCGを作成するソフト「ZBrush(ズィーブラシ)」を触らせてもらった生徒も。専用のコントローラーを使うことで加工した感触がわかる仕組みになっており、高校生たちは驚いていました。
生徒はそれぞれ、めったに見られない機械や作業風景を自ら写真におさめたほか、社員さんへのインタビュー取材も行いました。


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企業見学・取材②淀川加工印刷様



パンなどの包装袋を印刷加工する「淀川加工印刷」



2社目は、同じく尼崎市内にある製造業「淀川加工印刷株式会社」様です。事業内容はパッケージの企画・デザイン、フィルム包装資材の印刷加工、ラミネート製品の販売です。主に食品包装用フィルムの印刷加工を手がけており、スーパーに並ぶ食パンや菓子パン、お手拭きといった日常生活で目にする機会の多い包装袋を扱います。
同社もワザカタログVol.2参加企業の一つで、弊社社長の畠中が初めて訪問した際の印象は「とにかく会社のスタッフが若い。いい雰囲気で仲も良い」。高校生の見学にとても適していると感じ、企業見学・取材をお願いしました。ただ今回は、今までのワザカタログのような大学生主体の企業取材と違って、高校生が行うという「実験的」ともいえる企画なので、ご参加いただけるか心配でした。
ところが、そんな心配は無用でした。
同社はご快諾の上、高校生たちの来訪に際し、何度も会議を重ねて準備をしてくださったそうです。どのルートで工場を回ったらいいか、質問に対してどう答えたらわかりやすいか、最後にどんなお土産をあげたら喜んでくれるだろうか。そこまで考えてくださったことに畠中は感動したといいます。

淀川加工印刷株式会社
ワザカタログ「淀川加工印刷株式会社」様のページ(過去取材分)


見学・体験内容



企業訪問では、食品包装用フィルムの印刷と加工の工程を見学。印刷機やミスを発見する機械、袋を並べる機械などさまざまな設備が揃う工場で、フィルムが印刷され、別の工場で加工される流れを見ていきました。高校生たちは機械のスピードに驚く一方、後日のレポートで「機械と人が協力しながら働く様子」と生徒が表現したように、人と機械が協働してものづくりを行う現場を知る経験ができました。
そのほか、社員さんへのインタビュー取材や包装袋の「トントン作業」にも挑戦。数十枚の食品包装用フィルムを手に持ちフィルムの角を揃えてつるす「これができたら、センスあり!」という作業です。笑顔で楽しみつつ、難しさに悪戦苦闘する生徒も。従業員の皆さんの技術を目の前で見ることもでき、貴重な仕事体験になったようです。
感想では「印刷作業では室内の温度を一定に保ち、包装作業では赤いテープでミスを知らせる」といった職場の環境面に目を向けた生徒もおり、多角的な面からの感想がありました。


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動画やWebサイトなどの制作を行う弊社を見学



動画制作の機材見学やグリーンバック体験



動画制作から事業をスタートさせた弊社では、プロカメラマンによる業務機材の紹介や動画編集作業の見学、動画撮影の体験などを行いました。今回は、「グリーンバック」と呼ばれる緑色の幕の前に人が立ち、緑の背景を透過させて、人物と街の画像とを合成する体験をしました。高校生には、テレビでよく見る天気図の画像と人の映像を組み合わせた「お天気お姉さん」みたいで面白かったようです。そのほか、若手スタッフへのインタビュー取材をしました。


IT体験ではWebサイトの制作も



ロボットを動かすにはプログラムが必要です。プログラミングには、ロボットを動かす言語やWebサイトを構築する言語など、目的に応じた「言語」があります。
弊社では主力事業の一つとして、IT部門でWebサイトの制作も行っております。今回はWebエンジニアが講師となり、パソコンで「HTML言語」を入力してWebサイトをつくる制作体験も行いました。


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見学・体験・インタビュー取材から高校生が得たもの



元はネガティブなイメージを持っていた高校生


記事「尼崎双星高校編②ロボット操作も『働くこと』も 知れば面白い」にもあるように、9月に授業を始めたばかりのころ、高校生の持つ働くことへのイメージは「ネガティブ」または「そもそもイメージがわかない」というものでした。
私たちは「仕事の面白さや魅力を伝えたい」との思いで、キャリア教育の一環として企業見学や取材を授業に取り入れました。授業を通して、高校生の意識に変化はあったのでしょうか。

関連記事:尼崎双星高校編②ロボット操作も「働くこと」も 知れば面白い

働くことや将来像のイメージに生じた変化



高校生の感想の一部です。
「仕事のやりがいを聞いた際の『スーパーで自分が印刷した製品を手に取ってもらっているのを見た時』という答えが印象的だった。私は働くことに対してしんどい、疲れるなどマイナスなイメージが大きくて、同じように考えている人も多くいると思う。その中で、実際に働いている方から『こんなやりがいがあって、印刷業はとても楽しい』という声を聴いて、働くことに対してのイメージが少し変わり、将来を少し想像できるようになった」
「一日のスケジュールを細かく教えてくれたので、自分が実際に社会に出た時のイメージがつきやすかった」
「インタビューで聞いた内容は、自分が働き始めた時に参考にできるものがあるかもしれないので、会社で聞いたことを大切にしたい」


実際に現場で見て、話を聞いたことでの発見



感想は続きます。
「インターンシップがなくなってしまった中、企業を見学できた」
「初めは気にしたこともないことだらけだったけど、当たり前のようだった商品の裏ではこんなにすごいことが起こっているとか、機械の作業も含めいろんなことを知った。とてもいい経験になった」
「どの会社の方もやさしく接してくれた。普段私たちが何気なく使っているものや製品が作られていく工程や仕事の様子を、工場で実際に見ることができて感動した」
実際に見聞きして感じたものは大きかったようです。
一方、「現場で使われている機械を見学して、大きさや操作の仕方は違うけれど、同じ動作を繰り返してものをつくることからイベントのアイデアを考えるなど、いろいろなヒントをもらえた」と、進行中のロボット体験イベントの準備へ学びを生かそうとする意見も出ました。


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企業見学やインターンシップの「コーディネート内容」に特色



単なる企業見学に留まらない「体験」や「活動」の提案


学校が高校生に企業見学をさせたい場合、企業の紹介は公的機関や各種団体でも行っていますが、見学内容やスケジュールなど詳細は学校と企業が直接打ち合わせをして決めるのが一般的です。
エアグラウンドでは、企業を紹介するだけでなく、行った先で「何をするか」までプランを立てられます。私たちは、学校と企業の間にプランナーとして入り、受け入れ企業の業務内容やご負担に配慮しながら、貴重な時間をどのように使って生徒たちに有意義な体験をしてもらえるか考え、ご提案します。

お忙しい先生方をフォロー

高校の先生方からは、次のような課題をよくお聞きします。「企業見学や進路開拓をしたくても、企業と連絡を取り合うのが授業の合間などで、企業の営業時間内でタイミングががなかなか合わない。時間的に難しく連絡が延び延びになってしまう」。
私たちは学校と企業との間に入って密に連絡を取り、双方のご意向も詳しくお伺いするので、計画から実施までをスピーディーに進められます。

社長だけでなく若手社員の声を聴ける

「生徒や学生にとって先生以外の社会人と話す機会が少ない」「高校生が働いた時のイメージをつかめない」とのお声もあります。
今回、2社から協力を得て企業見学や取材が実現したように、私たちには「ワザカタログ」の企業取材や見学体験、インターンシップコーディネートをしてきた経験から、社長だけでなく若手社員から高校生へ話をしてもらえる企業とのつながりがあります。高校生には、年齢の近い若手社員の話が自分ごと、ロールモデルとして届きます。
体験活動のある企業見学や若手社会人との交流をお考えの先生方は、一度ご相談ください。

まとめ

2021年12月に、キャリア教育の一環として、地元のものづくり企業2社とエアグラウンドの会社見学及び社員取材をする授業を実施しました。高校生たちは企業の仕事現場を見学し、一つのものができていく「仕事の流れ」を学び、社員へのインタビュー取材でやりがいや働き方を知りました。
次回、尼崎双星高校編⑨テーマは「高校生が小学生へ教える『リレー型体験学習』 Vol.2」です。

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