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尼崎城で子ども向けロボットプログラミング体験イベントを実施


弊社はこれまで、地元の尼崎市や近隣の高校、大学とインターンシップや授業などを通じて連携を深めてきましたが、ロボット教育事業「ロボメイツ」を始めたことで小学生との交流も始まりました。2022年夏からは、子ども向けロボット体験会を本格始動させて順次開催しています。今回の記事ではそのスタートとなった尼崎城でのイベントについてお伝えします。


地元・尼崎市で行われたイベントに協力

「尼崎城 夏休み カムカム エブリデイ」

2022年夏、尼崎城と近くの歴史博物館や中央図書館、商工会議所を会場に、ほぼ毎日のようにイベントを開く「尼崎城 夏休み カムカム エブリデイ」という楽しい催しが行われました。弊社は、8月4日に「夏のロボット体験会~アームロボットをプログラムして尼崎城を水害から守ろう!~」というイベントを実施する形で協力しました。


尼崎城の入口です


歴史的な資料が展示された室内を会場に、現代的なロボット体験会を開きます


地域社会への貢献


弊社はこれまで、地元の尼崎市や近隣の高校、大学とインターンシップや授業などを通じて連携を深めてきました。
高校生や大学生と共に、尼崎及び近隣の企業や団体を紹介する冊子及びWebサイト「学生とつくるシゴト図鑑『ワザカタログ』」を制作。完成披露会には尼崎市長様をはじめ、地元企業や教育関係の方々がお越しくださいました。
また、大学生→高校生→小中学生へとリレー型体験学習方式で進めるロボット教育事業「ロボメイツ」を立ち上げ、2022年度は高校生と一緒に行う小学校でのロボット授業など子ども向けのプロジェクトも進めています。そして今回、尼崎市の観光振興を担う市経済環境局経済部様からご依頼があり、ロボットプログラミング体験イベントを開催する運びとなりました。

参考記事:「ワザカタログ」完成披露会 開催!

学生とつくるシゴト図鑑「ワザカタログ」

産業用ロボットオペレーター育成プロジェクト「ロボメイツ」

産業用ロボットの認知度向上

ロボメイツの目標の一つは、「ロボットオペレーター、システムインテグレータ(SIer)の育成」です。
産業用ロボットを導入した「ものづくり企業」の採用難の解消や地域の活性化を促進すること、子どもたちの将来なりたい職業・職種の選択肢に「ロボット分野」が入ることを目指しています。そのために、このイベント開催を通して、子どもが産業用ロボットに興味を持つきっかけを作りたいと考えました。

ロボット体験を楽しんでもらうこと

このイベントは、ロボメイツのロボット体験学習を楽しんでもらえるかどうか、子どもたちに試してもらう機会でもありました。
ロボメイツでは、産業用アームロボットを模した小型の教材用ロボットを使い、簡単なプログラムで動かします。つかむ、持ち上げる、移動するといった作業を思い通りに操作する体験を通して、「アームロボットって面白いな」と感じてもらえたらとイベント内容を考えました。



「夏のロボット体験会~アームロボットをプログラムして尼崎城を水害から守ろう!~」


ミッションは「尼崎城を水害から守る」

イベントの企画にあたり、タイトルを「夏のロボット体験会~アームロボットをプログラムして尼崎城を水害から守ろう!~」とし、単に何かを動かすプログラミングではなく、会場の尼崎城にちなんだストーリーを設定。イベントに参加する子どもたちのミッションを、尼崎には台風や洪水で水害に襲われた歴史があることから、「尼崎城の防潮堤となる壁を増築して、水害から守る」としました。

アームロボットで石の壁を築くプログラム

初めはパソコンを操作してロボットを動かすことにチャレンジしました。慣れたらいよいよメインの作業に入り、アームロボットが石に見立てたスポンジを資材置き場からつかんで運び、積み立てていくプログラムをパソコンに入力。その後、指示した通りに実際に動くか確認する、という流れで進めました。


ブロックでできたお城と水際の間に、石に見立てたスポンジを積んで壁を築きます




子どもたちの顔が輝く成功体験


大学生が準備にプログラミング指導に、スタッフとして活躍

今回のイベントでは、関西国際大学や産業技術短期大学から来ている学生アルバイトやインターン生が、企画段階から準備、当日の運営まで活躍してくれました。初めての会場、初めてのイベントでしたが、細かなところまでよく考えて準備し、当日も子どもたちに明るくやさしくプログラミングを教え、楽しいイベントにしてくれました。


「すごい!動かせたね!」参加した子どもと一緒に喜ぶ大学生スタッフ


学生の感想


スタッフの一人、関西国際大学の学生の感想です。
「『分かりやすさ』を意識しながら、子どもたちへ寄り添ってロボットの動かし方を教えました。
最初のうちは試行錯誤もありました。まず自分が操作をして見せてから何をするか伝えるか、こちらの口頭説明と平行して子どもたちが操作するか。どちらがよいのかを考えた結果、『簡単に何をするのか説明をして、次に子どもに操作をしてもらうこと』を意識しました。
子どもたちは操作に慣れると自分から進んで取り組んでいたので、良かったです。最初はうまくいかず悩んでいた子がプログラミングに成功すると、顔が輝いていて、私もうれしくなりました。
人に教える時の伝え方を考えることが学びとなりました」。


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まとめ


これまでの地元の尼崎市や近隣の高校、大学のインターンシップや授業などに加え、ロボット教育事業「ロボメイツ」で小学生との交流も始まりました。2022年夏からは子ども向けロボット体験会を順次開催しており、その第一弾として、尼崎城での夏休みイベントに協力し、ロボットプログラミング体験会を開きました。大学生スタッフのサポートのもと、「尼崎城を水害から守る」ミッションのため、子どもたちは石に見立てたブロックを積んで壁を作るプログラミングに挑戦しました。

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