尼崎市で、地域一体型オープンファクトリーイベント「あまがさきエリア モノづくりパビリオン」が2023年12月8日(金)、9日(土)に開催されました。尼崎市の企業や産業団体、金融機関等に加え、大学生、高校生も協力して実施。当社は企画・運営を担当しました。
尼崎市内のモノづくり企業と学生のコラボ
企業と学校をつなぐ活動がベースに
当社は、動画やWebの制作会社として尼崎のモノづくり企業の広報活動をお手伝いしながら、インターンシップの受け入れをきっかけに、高校生や大学生との活動を行ってきました。学生たちと一緒に地元企業を取材し、魅力を伝える自社メディア「学生がつくるしごと図鑑 ワザカタログ」(冊子、Web)を制作し、その後も、高校で地元企業が高校に出張して授業を行うイベント、モノづくり企業と学生による商品開発などのコーディネートなどを継続しています。
こういった活動がベースになり、地域一体型オープンファクトリーイベント「あまがさきエリア モノづくりパビリオン」の企画・運営を担当することになりました。
「あまがさきエリア モノづくりパビリオン」とは
「あまがさきエリア モノづくりパビリオン - ゼロカーボンをめざす企業で工場見学・モノづくり体験 -」は、「脱炭素経営にチャレンジする市内企業の魅力発信と地域産業の活性化」を目的とした地域一体型オープンファクトリーイベントです。
2023年12月8日(金)、9日(土)に、企業や産業団体、金融機関等、学生たちの協力のもと、①尼崎市内の企業をめぐるオープンファクトリー(工場見学)ツアー、②尼崎商工会議所でのブース展示・モノづくり体験のワークショップ、この2本を軸にイベントが実施されました。尼崎の大学生・高校生たちは、展示や体験などさまざまな場面でスタッフとして活躍しました。
オープンファクトリー(工場見学)/12月8日、9日
開催日程と広報活動、参加者募集
オープンファクトリー(工場見学)ツアーは、12月8日(金)、9日(土)の2日間。参加者の対象は、平日の8日は企業に勤める人のみとし、土曜日の9日は親子連れも来られるよう小学生~大学生も含めました。
コースは、JR尼崎駅と阪神尼崎駅を発着点として尼崎市を3エリアに分け、企業3、4社をバスと徒歩で回る全10種類が設定されました。
当社は企画・運営の一環として、参加者募集チラシの制作等のPR活動も実施。チラシは尼崎市役所や企業、団体、小学校などで配布され、市のホームページやSNS、市報等でも広報活動が展開されました。
初めての試みであり、告知から募集、締切まで限られた時間の中でしたが、両日とも無事定員に達し、実施することができました。
わかりやすい企業スライド作成のサポート
各企業は、工場見学や2日目の展示ブースで来場者へゼロカーボンへの取り組みを紹介するため、モノづくりパビリオン共通フォーマットのスライド資料やポスターを作成しました。
ここで当社が行ったのが企業サポートです。当社は動画やWebの制作会社であり、イベントや高校での授業などで、取材と写真や動画の活用により「わかりやすいスライド」を追求してきました。モノづくりパビリオンでは、各企業を取材して事業や環境などについて一緒に掘り下げていき、スライドをまとめるサポートを行いました。
8日は、企業に勤める参加者が各企業のスライドや作業の様子を見ながら取り組み等に熱心に耳を傾け、9日は、子どもたちも含め、幅広い年代の参加者がモノづくりの現場を見て、体験して、楽しみながら学んでいました。
展示・ワークショップ/12月9日
ゼロカーボン挑戦企業ブース(展示)
イベント2日目の12月9日(土)は、オープンファクトリーのほか、尼崎商工会議所で「ゼロカーボン挑戦企業ブース」と題して企業のゼロカーボンへの取り組みを学ぶブース展示や、モノづくり体験などができるワークショップが開かれました。
企業ブース(11社)
各企業が「ゼロカーボン」に取り組む実例を展示。各社の社員に加え、事前に各企業について学んだイベントスタッフの大学生も、来場者に対しての説明を行いました。
エネルギー体験コーナー(4ブース)
太陽光、風力、水力、地熱などを使ってエネルギーを生み出す体験コーナーを設置。エネルギーを作り、送り、貯める方法についても学べる展示を行いました。産業技術短期大学の学生、神戸市立神戸工科高等学校の生徒が各ブースで活躍しました。
ワークショップ
ワークショップは全5ブースで展開しました。
・地元企業2社のモノづくり体験
・ロボット操作体験「ミニマル工場」(ロボメイツ)
・ロボット工作体験「パクパクハンド」(ロボメイツ)
・レスキューロボット操作体験
地元・尼崎の大学生、高校生が随所で活躍
今回のイベントには、地元・尼崎の大学生や高校生も参加し、運営に協力してくれました。当社が学校の授業やロボメイツの活動、インターンシップなどで交流している産業技術短期大学の学生、兵庫県立武庫荘総合高等学校、神戸市立神戸工科高等学校の生徒たちです。
企業ブースでの説明やエネルギー体験コーナーの運営、ワークショップの先生役、参加者へのサポートなど多方面で活躍。明るく一生懸命な姿は企業、来場者ともに好評でした。
どの担当もそれぞれがんばっていましたが、中でも企業ブース担当の学生は、事前に企業の事業や脱炭素対策について学んで覚え、さらに当日、初対面の市民、来場者に説明するという、大人でもなかなか大変な役割に取り組んでくれました。
ワークショップのロボット操作体験や工作では、ロボメイツの特徴である「リレー型体験学習」同様に、参加者の小学生たちはやさしく教えてくれるお兄さん、お姉さんたちと一緒に楽しんでいました。
2024年度も開催予定
2023年度が初開催の「あまがさきエリア モノづくりパビリオン」でしたが、2024年度も開催予定で準備中です。尼崎市ホームページなどでお知らせをご覧いただける予定です。
尼崎市ホームページ
オープンファクトリーイベント「あまがさきエリア モノづくりパビリオン」
2023年度実施イベントの概要、当日の詳しいレポートはこちら
AmaPortal(アマポータル)>お知らせ情報
オープンファクトリーイベント「あまがさきエリア モノづくりパビリオン」開催/前編(工場見学)
オープンファクトリーイベント「あまがさきエリア モノづくりパビリオン」開催/後編(展示・ワークショップ)