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柏木鉄工様で小中学生向けの「ものづくりイベント」を開催


尼崎市内にある柏木鉄工様で、ものづくりの楽しさを知り、臨場感やできあがるまでを体験してもらうオープンファクトリーのイベントを開催しました。小中学生、当社のインターンやアルバイトの大学生、大人も参加。迫力のある大きな機械や作業技術を見せていただき、企業のスタッフさんによる指導のもと、金属のパーツを溶接してオリジナルのペン立てなどを作りました。


カシテツわくわくものづくりイベント

同社では初となるオープンファクトリー

有限会社柏木鉄工様(尼崎市東海岸町)で、「カシテツわくわくものづくりイベント」を4月8日(土)に開催しました。

同社様には、尼崎市立尼崎双星高等学校の生徒や当社のインターン、アルバイトの大学生との商品開発など、日ごろから活動にご協力いただいております。
初のオープンファクトリーとなる今回のイベントは、当社へインターンシップで来ていた大学生が「小学生向けの工場見学・体験イベント」として内容を考案。当日の参加者は地元の小学生と中学生、保護者各1人、大学生2人、当社スタッフ各2人の計7人で、柏木鉄工様からは社長や従業員の皆さまにご協力いただいて行いました。




オープンファクトリー企画の目的


オープンファクトリーを企画した目的は2つあります。
①地元の子どもたちに、溶接や組み立てを体験することで、ものづくりの楽しさを知ってもらう。
②職人さんが使う本物の機材に触れるなど五感を通して、現場の臨場感を味わってもらう。
当社では、インターンシップコーディネート、学生がつくるシゴト図鑑「ワザカタログ」の発行など、地元企業、中でも製造業の広報・採用活動の支援に注力してきました。
オープンファクトリーの企画もその一環です。
地元・尼崎の製造業の皆さんが続けてきた「ものづくり」に子どもたちが触れることで、将来の進路の選択肢の一つになればと願い、ものづくりを身近に楽しくする企画を学生と一緒に考えました。




工場見学と溶接アート体験


柏木鉄工様について

柏木鉄工様は優れた金属加工技術を持ち、工場の設備などの製缶加工を中心とした業務を行っています。鉄やステンレス、アルミなどの金属を扱っており、切断、穴あけ、曲げ、溶接、組み立て、仕上げ、検査など、材料の切り出しから製造、納品までを一貫してできます。
また、機械を積極的に導入し作業方法を工夫することで、職人の習熟度や年齢を問わない安定した品質を実現。スピードやコストにもこだわったものづくりを可能にしています。

有限会社柏木鉄工




工場見学


見学者はまず作業着へ着替え、安全靴に履き替えました。
全体の挨拶の後、スタッフの方が鉄工業の仕事の流れとして、設計、加工、組み立ての3つを写真入りでわかりやすく説明。さらに溶接作業では熱が発生し、作業着やエプロンなどを身に着けることもあり、熱中症防止対策としてお水のボトルを配布してくださいました。柏木鉄工の社長さんのお顔がプリントされたオリジナルボトルです。

工場見学では、機械を実際に動かしてくださいました。
人力ではとても曲げられない鉄板を易々と曲げる、大きな鉄板から細やかな加工を施したパーツを切り出すなど、参加者は、めったに見られない機械や加工の様子を間近で見ることができました。








溶接アート体験


溶接アート体験は、アイデア出し→パーツ選び→溶接の順で行いました。
参加者は自分の作りたいもののアイデアスケッチを描き、次に、ネジやナットといった工場ならではの形や棒状のものなど、さまざまな金属のパーツを用意してくださった中から選び、柏木鉄工スタッフさんのご指導のもと、ペン立てなど自分の考えたものを作っていきました。
ご用意くださったパーツとは別に、参加者のイラストをもとにスタッフの方がデータを起こしてレーザー加工機で切り抜き、パーツを作ってくださるなどのうれしい心遣いもありました。

溶接では、身を守る装備が非常に大切です。見学時の作業着と安全靴に加え、溶接体験時には、さらに防護用の装備を身に着けました。
作業着の上にエプロン、革手袋、腕や脚のカバー、マスク、頭巾、その上から溶接用かぶり面を着けて、いざ溶接加工へ。
職人さんがマンツーマンでサポートしてくださったおかげで、参加者たちはそれぞれパーツを付ける溶接加工に成功。最後にカラースプレーで色付けをして、世界に一つのオリジナル作品を完成させることができました。











金属加工の技術が詰まったゲームも


順番で溶接作業を行うため、作業中以外の人は金属の棒を使ったゲームで楽しみました。金属板に穴を開けて作られたコースを外れないよう、イライラせず慎重に進められるかがポイント。金属板に棒が触れてしまうと「ビー」と大きな音が鳴り、エアーがシューッと吹き出す仕掛けです。が、実はこのエアーは手動で、音が鳴ったタイミングで柏木鉄工の社員さんがエアーを出してくれていました。棒を通すコースとして曲線や社名をくり抜いており、ここにも金属加工の技術が詰まっていました。




イベントを終えて


参加者の感想

事後のアンケート結果からは、「初めての溶接体験はとても楽しかった」「工場見学やワークショップを通して、ものづくりの面白さを知った」「鉄工所で使用されている機材に触ることができた」「作る、考える時間が楽しかった」といった感想が。
また、「丁寧に教えてくださり、付きっきりでそばにいてくださったので、とても安心感がありました」というお礼のメッセージがありました。

柏木鉄工の皆さまの感想

柏木鉄工の社長さんの感想です。
「ものづくり体験を通じて、私たちが携わっている職種・業務が日常にどのように関わっているかを伝えたいと思い開催しましたが、参加していただいた方が全員『一生懸命』ものづくりをしてくれて、大変いい作品ができ嬉しく思いました」

弊社代表の畠中より

弊社代表の畠中は、次のように感謝と感想を述べました。
「柏木鉄工様の細やかな気配りと準備に感動しました。子どもから大人用までのやけど防止の作業服や、子どもも使えるようサイズ調整ができる溶接用のかぶり面など、さまざまなものをご用意いただきました。ボランティアで従業員の皆さんが参加してくださったのですが、これは尼崎双星高校の授業に参加したことがきっかけだったそうです。
そのほか、短期インターンシップでこのイベントの企画を考えた学生さんも参加。アクティビティ案を出した金属棒を使ったゲームに挑み、必死に攻略しようとがんばっていた姿が印象的でしたね。
大学生が考えた企画を、大人の技術力で実現する。このイベントを実施してみて、『学生のアイデア×企業の技=イノベーション』という新しい教育の可能性を感じました」。


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まとめ

尼崎市内にある柏木鉄工様で、ものづくりの楽しさを知り、臨場感やできあがるまでを体験してもらうオープンファクトリーのイベントを開催しました。小中学生を対象に会社見学・溶接体験を実施。当社のインターン、アルバイトの学生、大人も参加して、迫力のある大きな機械や作業技術を見せていただき、企業のスタッフさんによる指導のもと、金属のパーツを溶接してオリジナルのペン立てなどを作りました。

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